ベトナム中秋節に向けて賑わう「ランタンストリート」@ホーチミン

ベトナムの中秋節(ベトナム語で「Tết Trung thu」)。日本だと十五夜にあたるベトナムの伝統的な風習です。中秋節ではベトナムの伝統お菓子「バインチュン」や獅子舞など、街全体がお祭りのような賑わいを見せる時期ですね。

ベトナムの中秋節は旧暦8月15日。2022年は9月10日が中秋節です!

今回は中秋節の街を鮮やかに彩る「ランタン(提灯/灯籠)」が溢れる、この時期だけしか見られないホーチミンの「ランタンストリート」をご紹介します!

 

ホーチミンのランタンストリート

場所

華人が多く住む華僑の街、ホーチミン市5区チョロンにあるLuong Nhu Hoc(ルオンニューホック)通りやHai Thuong Lan Ong(ハイチューンランオン)通りに中秋節を彩るランタンストリートとなります。

5区チョロンでは半世紀前からランタンづくりが行われていました。この時期になると多くのベトナム人がランタンを買い求めにくる中秋節だけしか見られない伝統的な光景に!

 

街を彩る鮮やかなランタンストリート

約200mの小さな通りいっぱいにランタンが販売されています。小さい・大きいものサイズも様々。ランタンも丸型からダイヤ型、伝統的なものや現代版のもの、アニメのキャラクターが描かれているものと種類もたくさん!

 

ランタンの他にも中秋節の飾り、おもちゃも販売しています。見たことがあるキャラクターに見えるのは。。。笑

 

こちらの五芒の星の形をした紙製のランプはベトナム語で「Đen ông sao(デンオンサオ)」。風水における五行の相生と対比の象徴でもあります。

新しい始まりへの希望を表し、星の光が不運や悪霊を払い、人生に幸運をもたらすとされているベトナムの中秋節では定番の飾りです。

ベトナムの学校でも中秋節に時期になると授業で作ったりしますね。娘も通っていた学校で作ってきておりました~

 

中秋節の起源は紀元前770年から221年頃に中国から伝わったとされています。その影響もあって赤色の装飾や龍などの中国らしいデザインの飾りが多いのも特徴的ですね!

 

もともと中秋節は月を愛でる日とされていましたが、現在は子どもたちの日と祝い方も時代と共に変わりました。こどもの日なこともあって、ランタンや中秋節の飾り以外にも子供向けのおもちゃがたくさん販売されています。

 

まとめ

中秋節の2週間前くらいから中秋節向けてランタンなどの飾りのお店が出てくるようになります。この時期にしか見られないベトナムならでは風景、賑やかな今だからこそのベトナムの文化、雰囲気を楽しみたい方も中秋節の時期にランタンストリートへ訪れてみてはいかがでしょうか?

 

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