ベトナムの移動手段といえば、飛行機や長距離バス(リムジンバス)が主流ですが、あえてガタゴトと揺られながら走る『ベトナム統一鉄道(南北統一鉄道)』の旅を選んでみるのはいかがでしょうか?


ベトナム語が分からなくても大丈夫?検証します
とはいえ、海外で鉄道に乗るとなると、「チケットはネットでどうやって買うの?」「座席の種類が多くてどれを選べばいいか分からない…」「当日の乗り方や、実際の車内の様子が不安」という方も多いはず。
そこで本記事では、『失敗しない!ベトナム統一鉄道の乗り方・買い方ガイド』をご紹介します。
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目次
ベトナム統一鉄道のシート・寝台の種類と選び方
ベトナム統一鉄道には、いくつかの席種(クラス)があります。当日駅に行ってから「思っていた席と違った~!」と慌てないために、まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
大きく分けると「座席(シート)」と「寝台(ベッド)」の2つのスタイルがあります。
| 席種(日本語) | ベトナム語表記 | 特徴と選び方の目安 |
| ハードシート(木製座席) | Ghế ngồi cứng | エアコンなしの車両も。木製のベンチシートでローカル感は抜群ですが、かなりお尻が痛くなるので初心者には少しハードルが高め...。ただ近年ではハードシートの席はだいぶ減っています。 |
| ソフトシート(クッション座席) | Ghế ngồi mềm | ★数時間の移動ならコレ! 全席エアコン付きだけど油断禁物!シートの種類やコンセント・テーブルの有無は席によって違うので、事前の確認がマストです! |
| ハードバース(6人部屋寝台) | Giường nằm khoang 6 | 1つの個室に3段ベッドが向かい合うタイプ。夜行列車などで安く横になりたい方向け。 |
| ソフトバース(4人部屋寝台) | Giường nằm khoang 4 | 1つの個室に2段ベッドが向かい合うタイプ。スペースが広く、長距離を快適に移動したい場合のおすすめ。 |
あまり長い時間だと厳しいですが、2~3時間くらいならソフトシートで問題なし!
(アドバイス)プチ旅行なら「ソフトシート」一択! 例えば「ハノイ 〜 ニンビン(約2時間〜2時間半)」や「ハノイ 〜 ハイフォン」といった、数時間のショートトリップであれば、迷わず「ソフトシート(冷房あり)」を選んでね~
【トラブル回避】ベトナム統一鉄道チケットの買い方・予約方法
ベトナム統一鉄道のチケットを手配する方法は、大きく分けて3つあります。それぞれメリットと注意点があるので、ご自身の旅のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
① 公式予約サイト(DSVN)【在住者向け】
ベトナム鉄道の公式WEBサイト(dsvn.vn)から直接予約する方法です。

公式WEBサイト(dsvn.vn)
赤枠に出発地・到着地、片道or往復、スケジュールを設定し「Tim Kiem」をタップしてください。※パソコンで見ると自動翻訳になりますが、デフォルトは英語orベトナム語表記。
- メリット:手数料がかからないため、一番安く(定価で)購入できます。リアルタイムで空席を見ながら座席指定も可能。
- 注意点: 「日本のクレジットカードだと決済エラーで弾かれる」というトラブルが非常に多い。ベトナム現地の銀行口座やカード、または現地の決済アプリ(MoMoなど)をお持ちの在住者の方であれば、この公式インフラが一番おすすめです。

席で前向き・後ろ向きか変わるので注意
失敗しない座席(向き・色)の選び方をまとめました。
☆進行方向(前向きシート)の見分け方(SE4・ハノイ行きの例)
- 列車の進む向き: 画面中央の青い列車イラストの先頭(新幹線の形)が向いている「右方向」に進みます。
- 前向きの席(1〜32番): 中央のグレーの線を境に、左半分の席を選べば進行方向を向いて座れます(背もたれが左側にあるため)。
後ろ向きの席(33〜64番): 右半分の席は進行方向とは逆(後ろ向き)に進むシートになります。

席が予約できるかは色別になっています
シートを選ぶ際は「白い座席」の中から、進行方向が前向きになるお気に入りの席をタップしましょう!
シートの色
- 白: 空席(予約可能!)
- 赤: 売り切れ
- 青: 現時点では選択不可(長距離客用にブロックされている席など)
あとは名前など必要事項を入力→支払いを方法を選択すれば登録したメールにQRコードが届きます。
② 旅行代理店サイト(Baolau または 12Go Asia)【旅行者向け】

鉄道予約サイト「12go」
旅行者の方や、日本のクレジットカードで確実に決済したい方に一番おすすめなのが、海外の交通機関に強い代理店サイトを使う方法です。
- メリット: サイトが完全日本語対応なので、英語やベトナム語が苦手でも直感的に操作できます。もちろん、日本のVISAやMastercardでもスムーズに決済可能。
- 注意点: 若干の手数料が上乗せされますが、安心料と手間の削減を考えれば十分に元が取れるおすすめの選択肢

全部日本語で分かりやすい!
全て日本語で入力もできるので、順番通りに入力していけばOK。ここでは「12go」で解説。
- 12Goの公式サイト(12go.com/jp)を開く: 画面右上の言語設定を「日本語」に切り替えます。
- 「列車」のタブを選択(ココ重要!): 検索結果の画面になると、車(プライベートカー)やバスなど色々な移動手段が混ざって表示されます。画面上部にあるメニューから「列車」のアイコン(またはタブ)をタップ
- 列車と席種(クラス)を選択: 統一鉄道の運行スケジュール(SE3、SE5など)が一覧で出ます。希望の時間の「座席(または寝台)」をタップし、エアコン付きソフトシートなどのクラスを選んで「予約」に進みます。
③ 駅の窓口で直接購入する

駅入口の近く「チケットカウンター」あり
当日にフラッと旅立ちたい時や、ネット予約がどうしても上手くいかない場合は、直接駅のカウンターに行って買うこともできます。
メリット: パスポートを提示して「ソフトシート、ワン(Soft seat, One)、時間」を伝えるだけで、その場で発券してもらえます。
注意点: 週末や祝日は人気の時間帯(特にソフトシートや寝台)が満席になってしまうことも。予定が決まっている場合は前日までに駅に買いに行くか、ネット予約をしておくのが無難。
電車の到着時間や現在地は「リアルタイム」でネット確認できる!
海外の鉄道で一番不安なのが「電車が定刻通りに来るかどうか」ですよね。ベトナム鉄道には、今走っている電車の現在地や遅延状況がリアルタイムで更新される公式WEBサイト(dsvn.vn)のページ(列車運行状況システム)があります。

予定時刻より遅れていないか確認!
公式WEBサイト(dsvn.vn)にアクセス→「チケットをチェック(Kiểm Tra Vé)」をタップ。上記の画面になるので、必要事項を入力してください。

実際のリアルタイム到着状況ページ
サイトを開くと、自分が乗る予定の列車が今ベトナムのどの辺りを走っていて、次の駅に何分遅れ(または定刻通り)で到着する予定なのかが、リアルタイムに画面に反映されます。

【乗車レポ】ニンビン駅からハノイ駅へ!のんびり座席シートの旅
今回は、週末のプチ旅行の帰路として、「ニンビン駅 ⇒ ハノイ駅」のルートで実際にソフトシート(冷房ありリクライニング席)に乗ってみました!乗り方などは基本的には変わらないので、ぜひ参考にしてくださいね~!
ニンビン駅に到着

「ニンビン駅(Ga Ninh Binh)」
無事に到着。田舎なのでもっと小さい駅なのかなと思いきや、意外と大きい!

待合スペース
列車が来る時間になるとお知らせがあるので、それまでは座って待っておきましょう。列車内にあるトイレは正直きれいとは言えないので、ココで先にトイレ済ましておいてくださいね~!
アナウンスにてお知らせ→車両番号の場所へ移動

お知らせのアナウンスが始まると一斉に動き出す
時間になるとアナウンスが鳴り始めます。チケット、もしくはチケットQRコードを準備しておきましょう。

スタッフの方にチケットを確認してもらってね
鉄道の敷地に入る箇所で、ネットで予約した際に送られてくる電子チケット(QRコード)orもしくはチケット見せるだけ!私たちは10号車だったので「左に進んでいって~!」と教えてくれました。

ココで待つ...けど
青い看板には何号車がこの辺り到着するのか記載されています。外国人利用者も多いので、英語表記もあるのも安心ね。
ちなみにココで待ってたんだけど、実際に10号車は全然先の方で止まりました笑

列車がきたーー!!
「実際、結構遅れたりするのかな」と心配してましたが、到着時刻に列車がやってきました。オンラインのリアルタイム通り、ええやん。

10号車に乗り込む
列車のドア入口に番号が書いているので、チケットに記載している番号通りに入ってね。ここでもスタッフさんが確認するので、チケットを見せるのをお忘れなく!
車内の様子・シート

自分の番号のところへ座ってね
全て指定席になっているので、満席で座れないってことはありません。中央に向かって席が並んでおり、選ぶ席によっては後ろ向きで走っていくことになります(ちなみに私は後ろ向きでした笑)

すでにシートは倒れているので気を使わなくて良き
他の方のブログを見ると結構ゴミが落ちてると見たのですが、この時は運よく掃除もされていて、意外と快適に過ごせました。途中で降りるお客さんもいるので、シートの倒れ具合はそのまま。
後ろ倒していいですか?と何も言わなくていいし、足元も広め。ここから2時間走っており、ハノイに着くまで爆睡しておりました。
ハノイ駅に到着

寝てたらあっという間に到着よ
あとは道なりに駅の出口へと進んでいきましょう。統一鉄道はベトナム国内を広く移動できるけど、ソフトシートなら2時間~3時間くらいがちょうど良いかと。
それ以上距離が長い場合は、寝台列車を利用したほうが良いですね。

列車の旅、おつかれさまでした!
思っていたより便利だったし、とても簡単に移動することができました!ベトナムは車レンタルもできるけど、渋滞するか心配ならば、移動手段に鉄道を入れるのも良いと思います!!
【まとめ】ローカル感も旅の醍醐味、のんびり鉄道旅へ
今回は、『ベトナム統一鉄道の乗り方・買い方ガイド』を紹介させていただきました。

リアルタイムで到着時刻も分かるし、長時間車をレンタルすることを考えると値段もかなりお安いですね!もっと複雑なのかと思いきや、意外と簡単に乗れました。ベトナム国内の移動手段のひとつに、ぜひぜひ!
サービス情報
| 会社名 | Tổng công ty Đường sắt Việt Nam |
| 電話番号 | +84 24 39425972 |
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