本記事では、ハノイ市最大の西湖(タイ湖)に浮かぶ小島に建つ『チャンクオック寺(鎮国寺)』をご紹介します。

鎮国寺は歴史があるだけでなく、ベトナムの美しいお寺としても人気があります。気軽に観光ルートにも入れやすいですよ~!
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目次
場所・アクセス
もとは王族の避暑地だった由緒ある場所
ハノイ市最大の湖である西湖(タイ湖)の東岸に位置する「チャンクオック寺(鎮国寺)」は、約1500年の歴史を持つベトナム最古の由緒正しき寺院。
西湖とその隣にある小さなチュックバック湖を隔てるタインニエン通り沿いの小島のような場所に建っています。


橋を渡って進んでいくよ~!
寺院がある小島は、もともと王族の避暑地。かつては「翠華宮(すいかきゅう)」という離宮が置かれていたと伝えられています。
寺院へ続く橋を渡って進んでいきましょう!拝観料などは無料なので、そのまま入門でOK。

「チャンクオック寺」の門
それでは黄色の門から入っていきましょう~。人の流れ的に右側から入るようです。
自由なメモ
【ちょこっと歴史解説】創建されたのは6世紀(6世紀)、李朝(Ly Dynasty)が始まるよりも遥か昔。当初は紅河沿いに建てられ、当時は「開国寺(Khai Quoc Tu)」と呼ばれていました。その後、浸食を避けるために17世紀に現在の西湖(タイ湖)のほとりに移築され、「鎮国寺(Chùa Trấn Quốc)」に改名されました。

運営時間(※2025年12月)
現在の運営時間は「07:00~11:00/ 13:30~17:00」です。以前は違うかったようなので、今から行かれる方はチェックしておきましょう~!
チャンクオック寺の観光ルートと見どころ

まずは仏塔へ
『チャンクオック寺』は比較的コンパクトな敷地ですが、効率よく回ることで、歴史的な建造物と美しい景観の両方を楽しめます。所要時間は約30分。
それでは観光ルート順に解説していきますよ~!

まずは仏塔のあるエリアから入っていきましょう
寺院内は大きく分けて2つエリアに分かれています。仏塔があるのは、門の入口から一番手前にあるコチラです。
十三層の仏塔(蓮花台)

仏塔
チャンクオック寺のシンボルである「仏塔(蓮花台)」です。この仏塔は2004年にレンガ造りで再建、高さ15メートル・11層・六角形になっています。

各層には阿弥陀如来像が納められている

色んな角度から写真を撮りたくなっちゃうね~
各層すべて均整の取れた美しさですね。この仏塔を背にして、撮影を楽しむ方が多いですよ◎
※(ちなみに)唯一寺院内にあるトイレはココ(有料)

寺院内トイレ
仏塔がある反対側の奥にトイレもあり。こちらは1回の利用料金は3,000ドン(約17円)となっており、受付の方にお金を支払って入ります。

鎮護古寺(本堂)

本堂

法仏像
正面には黄金に輝く仏像群が厳かに祀られていました。ここでは、「三世仏」として知られる阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒菩薩が中心に鎮座し、過去・現在・未来という時間の流れを司る仏の智慧を象徴しています。
また、その下には釈迦の重要な弟子を従えた釈迦三尊像や、阿弥陀如来を中心とした阿弥陀三尊像が複雑かつ厳格な配列で祀られています。

寺院内は写真撮影はOK、靴は外で脱いでから入りましょう。ちなみに寺院内は一部「銅」で作られているそうです。
インドの首相から贈られた聖木「菩提樹」
この菩提樹は、2500年以上前に釈迦(ブッダ)が悟りを開いたインドの聖地、ブッダガヤの菩提樹から接ぎ木された大変貴重なものとのこと。

菩提樹
仏陀の智慧と慈悲を象徴するこの聖木は、1959年にインドのラージェーンドラ・プラサード大統領から寄贈されました。以降、長年にわり住職たちによって大切に手入れされ、今もなお境内で成長を続けています。
湖畔の景色を楽しむ

寺院から西湖を眺めるのも◎
寺院が西湖に突き出ているおかげで、敷地の周囲からはいつでも西湖(タイ湖)の景色を眺めることができます。正直言うと、湖自体はキレイとは言えないので、遠目からね。。(笑)
夕方なら夕焼けの景色が眺められるかと!ただし、営業時間は17時までのご注意を。

夜は寺院がライトアップされ、美しさが際立つ!※画像:wikipedia
夜は寺院内に入ることはできないけど、お寺がライトアップされて綺麗な景色が眺められますね。タイ湖周辺に夜に来たら、寺院への向かう橋の手前から写真撮影するのも良き。
参拝のマナー・注意点
チャンクオック寺を気持ちよく見学するため、参拝者の方の邪魔にならないように事前にルールや注意点をチェックしておきましょう。
ルール・注意点
- 肌を露出した服装はNG
仏教寺院であるため、肌の露出が多い服装は避けましょう。ノースリーブやショートパンツなどのカジュアルすぎる服装では、寺院内に入ることができません。 - 写真撮影のマナー
境内での写真撮影は基本的にOKですが、お祈りを捧げている参拝者の方々を無断で撮影するのは辞めましょう。また、写真スポットでは他の方を待たせないように、速やかに行ってください。 - 座り込みをしない
敷地内ではベンチなどはありません。もちろん寺院内や床で座ることはしないように。

寺院を訪れる前にチェックしてね!
特に夏の時期だと服装のことを忘れていて、「露出の高い服を着てきてしまった...!」となった時は寺院へ渡る橋の手前、道路側には雑貨・お土産屋さんあります。

露出の高い服を着てきてしまった場合は?
スカーフなどもあるので、そちらで急遽対応する手も!寺院によってはレンタルできるところもあるけど、ココは恐らくなかったので(念のため入口でご確認を)。

まとめ
今回は、ハノイ観光スポットである最古の寺院『「チャンクオック寺』を紹介させていただきました。

ハノイ観光エリアからも歩いて行ける距離なので、観光ルートに入れておくと良いかと!ぜひぜひ!
スポット情報
| 寺院名 | チャンクオック寺(Chùa Trấn Quốc/鎮国寺/Tran Quoc Pagoda) |
| 住所 | 32 Thanh Nien St. Dist.Tay Ho. Ha Noi,Vietnam |
| 地図 | Google Mapを開く |
| 電話番号 | なし |
| 営業時間 | 07:30~11:00/13:30~17:00 |
| WEB・SNS・LINE | なし |

