本記事では1942年に創設、ホーチミン市Binh Thanh区(ビンタン区)にあるディープな魅力たっぷりのローカル市場『バーチウ市場/Chợ Bà Chiểu』についてご紹介します。
安くて種類豊富なプラスチック・メラミン食器・ベトナム陶器など食器やキッチングッズが充実。市場の中や周辺にも生鮮食品から乾物、服など様々な商品が販売しています。今回は初めて『バーチウ市場』に行かれる方も安心してお買い物できるように、基本情報から特徴、商品などについて詳しく解説!
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目次
バーチウ市場とは
1942年、「バーチウ市場」はTran Van Play氏によって創設。2階建て売り場総面8,465m²。ホーチミン市内にある大きな市場の一つであり、現在もなお地元の人に愛されるサイゴンの中でも歴史がある市場です。生鮮食品からキッチンツール、服など様々な商品が販売しています。
ホーチミン市内にある市場に行くと、日本人でなくても外国人の姿を見かけることも多いですが、全く外国人の姿はなく。観光化されていないローカルならではのベトナム人の日常を垣間見れるのも楽しみの一つ。また、他の市場に比べてキッチングッズの種類が豊富。料理がお好きな方にも良いですね!
バーチウ市場の場所&行き方
移動手段(車・バス)
「バーチウ市場」へ行くにはタクシーやGrabなどの配車アプリ、もしくはバスで行くことができます。配車アプリの場合、ホーチミン市1区中心地ベンタイン市場から行く場合は約65,000~80,000ドン(約360~445円)。※時間や天候により変動あります。
ベンタイン市場から歩いて3分のバス停留所「Tram Trung chuyen tren duong Ham Nghi」から「18番」バスに乗ると、バーチウ市場に最も近い「Lang Ong Ba Chieu」というバス停で下車できます。 所要時間は約15分、料金は6000ドン(約34円)です。
その他の場所からバーチウ市場に行く場合、または配車アプリやタクシー、バスをまだ利用したことがない場合は下記のリンクをご参考に~
>>ベトナムタクシーの乗り方・乗る前に知っておきたい情報まとめ
よく見たら赤色の塗りつぶし部分が若干足りていませんが(笑) Phan Dang Luu通りにある市場正面から奥まで続いております。それでは早速『バーチウ市場』を調査!
バーチウ市場のエリア解説
発見!こちらは『バーチウ市場』です。創設されてから黄色やエメラルドグリーンなど何度か外観の塗装の色が変わっていますが(歴史ある建物でも色を変えちゃうベトナムあるある...)、現在は青色の外観です。市場の前にはお花やなぜか下着類が販売。
食材(肉・海鮮・野菜・果物etc)
市場の建物を囲うように、生鮮食品が販売しています。こちらはバイクでそのまま乗りながら買いに来る方が多いので、通る時は注意してくださいねー!
大量の唐辛子塩がずらりと!!他の屋台でも沢山の塩唐辛子が山のように販売されていました。ベトナムではフルーツにつけて食べます。
目の前でお肉を捌いていたり、タライに入った貝や魚などの海鮮も販売。
大量の唐辛子やライムなどなど。生鮮食品は量り売りとなっています。欲しいグラム数や個数で伝えましょう。英語は通じませんが、簡単なベトナム語やジェスチャーを使えば何とか分かってもらえるかとー!
お豆腐屋さんもたくさん。今回は市場を行った後も外出する予定があったので生鮮食品は買えなかったですが(あと私はあまり調理に自信がない笑)、今度は改めて挑戦してみたいなぁ~
キッチン道具用品・ベトナム台所用品(調理器具やメラニン食器)etc
さてさて、今回の大本命。ベトナムのキッチングッズ販売エリアに!!市場内の細い通路内に所狭しと積み上げられています。この雑多な感じもローカル市場ならでは。一体どんなお宝があるのか楽しみですね~♡
ベトナムのコーヒーフィルターやアルミ皿、ベトナム北部陶器バッチャン焼き、南部陶器ソンベー焼き、調理器具など様々な台所用品が販売しています。
ベトナム陶器ならではの絵柄もまた魅力的、どれが良いか目移りしています♡ ベトナム陶器は紐にくくってまとめていることが多いですが、こちらは1個ずつでも購入可能です。
竹ザルなどの製品も大きさや種類も色々選べます。店員さんに欲しい商品を伝えると色々サイズ違いや色味違いも提案してくれました。ずっとほしかったのですが、気軽に使えるものが欲しかったのでココでお手頃に購入できて何より~
熱が通りやすくて調理に便利なアルミ皿やアルミ鍋。プラスチック素材のメラミン食器はレトロ可愛い絵柄が描かれているものが多く、落ちても割れないので娘が小さい時は特に重宝しておりました!
今回1番欲しかった「なみなみ包丁」。切ると簡単になみなみ状に切れる飾り切り的に使われるベトナム包丁です。南部名物「コムタム」などとセットになっているピクルスもなみなみ包丁で切られていることがありますね(最近は見かけなくなってきましたが)。なみなみ状に切れることで味が染み込みやすくなるそうです。ネットで調べたら、フライドポテト用として使われている方も多いですね、確かに冷凍のフライドポテトでよくある形だわ!!ちなみにお値段は20,000ドン(約110円)でした。
商品によっては傷がついているものもあるので、購入する際にはよくチェックしてから購入しましょう。なかなか普段行くスーパーやキッチン用品店では見かけないものも多いので、料理好きさんにはハマるかと!!
市場内は結構暑いのと夕方以降は多くの店が閉まるとのことなので、行く場合は午前中の早めの時間に行かれることをおすすめします。
乾物
ベトナム乾麺から干ししいたけ、ライスペーパーなどの乾物も種類豊富に販売。既製品以外は基本的に量り売りです。
ただ試食してみたけど、うーん。。食べるものが悪かったのもあってか。私好みのものは見つからず。。タンディン市場の「A MUOI」さんの美味しさに慣れていることもあって、あまり響くものはなかったなぁ。ただ種類はかーーーなり沢山あるので、これはまた色々試してみたい。
服・子供服【2階】
2階はすべてファッションアイテムが販売しています。市場でもこの数はなかなか見ないのではないでしょうか!主に女性用の服、子供服を販売。奥には寝具も販売していました。
お値段はかなりお手頃!!とのことですが。。。個人的には頑張れば欲しい服が見つかるな、といった感想。かなりローカル向けのデザインが多いので、日本人的好みのものを見つけるのは苦労しそうかな。。
ベトナム屋台メシ
市場の外側にはベトナムローカルメシ屋台がずらりと並んでいます。バインセオやブンリュウ、ブンマムなどなど。
大衆食堂コムビンザンもありの、種類も色々あるのでお腹が空いたら食べてみるのも良いかと。ただ時間帯によってはずっと置きっぱなしっぽいな。。みたいなのもあったので、お気をつけて。
購入品
メラミン食器で欲しいのがあったのですが、この時は見つからず(暑さと体力切れにより2時間が限界。。)竹ザルとなみなみ包丁をGET。竹ザルは1枚35,000ドン(約190円)でした!
ブログ用の写真で何度か使いたいタイミングがあったので、やっと買えてうれしい~♡ ただ虫がついている可能性があるのと臭いが結構しっかりと残っているので、買った当日に洗う&熱湯消毒&日陰で乾かしたほうが良いですね。
あと市場の生鮮食品を販売しているあたりをウロウロしていると、ココナッツウォーターやココナッツミルクがあったので購入してみた。ちなみにココナッツウォーターは結構な量が入っているのに10,000ドン(約55円)。この時はすぐに飲まないのでこの形ですが、すぐに飲む場合はストローをいただけます。さっぱりとした甘さで美味しかったなぁ~
バーチウ市場へ行く時の注意点
外国人はあまり利用しないローカル向けの市場なこともあり、日本人が行く場合はいくつか注意点あり。注意事項を下記にまとめています。
- 小さいお子様連れには向きません。大人だけで行かれることをお勧めします
- 市場内はエアコンがないので、水分補給など暑さ対策はしっかりと!
- 商品に傷や欠損がないかチェックしてから購入を
- 市場の外側(生鮮食品が販売している通り)はバイクが走っています。注意して歩きましょう
まとめ
ベトナムには様々な市場があってそれぞれに違いや特徴があって楽しいですよね!外国人があまり利用しない地元の方で活気溢れる市場を訪れてみてはいかがでしょうか?ベトナムならではの調理器具などのキッチングッズなど様々な商品がお店よりもリーズナブルに購入できるのも市場ならではの醍醐味。
英語は通じないことが多いですが、ジェスチャーでも大体通じますのでチャレンジしてみましょう~!地元の人々に混じって、市場の雰囲気を楽しんでくださいね。ぜひぜひ!
スポット情報
スポット名 | バーチウ市場/Chợ Bà Chiểu/Ba Chieu Market |
住所 | Chợ Bà Chiểu, đường, Bạch Đằng, Phường 1, Bình Thạnh, Hồ Chí Minh city,Vietnam |
営業時間 | 05:00~20:00 ※夕方以降はほとんどのお店が閉めているとのこと |