ベトナムで生活・旅行をする中で気をつけてほしいのが”蚊のトラブル”。蚊が媒介する感染症で一番多いのがデング熱、その他日本脳炎、ジカ熱などがあります。
乾季の暑い時期だけではなく、雨の影響によりできる水たまりから蚊の発生源に...。気温や衛生面など日本とは大きく異なるので、ベトナムでは年間通して蚊よけ対策は必須です!
本記事でご紹介するのは『ベトナムで買えるおすすめ蚊の対策グッズ』。特に蚊が原因で発症するデング熱は感染症や健康や体調に大きな被害を与える可能性があります。
ベトナムではどんな蚊よけアイテムがあるのでしょう?今回はベトナムのスーパーや薬局で購入できる蚊よけグッズをご紹介!生活するなら知っておきたい蚊よけに関するベトナム語も合わせて解説!
ベトナムのおすすめの蚊よけグッズ
①蚊取り線香【屋内&屋外】
日本人なら誰でも知ってる虫除けの代表「蚊取り線香」。ベトナム語では「nhang trừ muỗi(ニュアンチュムォーイ)」。ベトナムでも蚊取り線香は使用されており、屋内でも屋外でも活躍します。
価格帯は7,000~7,500ドンとお値段も安い。ベトナムでよく見られるのは日本人にもおなじみの殺虫剤などの日用品メーカー「フマキラー」の蚊取り線香ですね!
画像の蚊取り線香はジャスミン(Hoa lài)の香りのものですが、日本でよく見る緑色のものや紫のラベンダーなど、他の香りも販売されています。蚊取り線香を置く器を別で用意する必要がありますが、アウトドアの時にあると安心ですよね~
②虫よけスプレー
ワンプッシュで手軽に使える虫除けスプレー。いつでもすぐに使えるので、カバンに1つは入れておきたいですよね。ベトナム語では「xịt chống muỗi đốt(シットチョンムォーイドッ)」。種類はたくさんありますが、ロート製薬ベトナムの虫よけスプレーの「Remos」シリーズがおすすめ。
価格帯は60,000ドン前後。ミストタイプになっており、ベタベタしないし、匂いもきつすぎず。コンパクトなサイズなのでカバンに入れておいても邪魔にならないのも良き。大きいサイズもありますよ!10時間の持続時間。
また、6ヶ月以上の赤ちゃんから使える(画像左:ピンクの蓋)タイプもあるので、小さいお子様がいる方は知っておくと◎ また、通常タイプも4歳以上から使用できます。
タイやインドネシアなど東南アジアを中心に有名な「SOFFEL」もありますよ!こちらはインドネシア創業の「Enesis Group」社で作られたもの。昔からベトナムにも広く展開しています。
効果の強さ重視ならこちらもおすすめ!香りもきつくないので使い勝手も良し。ただし、4歳以下のお子様は使用不可。
③蚊よけクリーム
外に長い時間いる場合は持続時間が長いクリームタイプもおすすめ。こちらも先程蚊よけスプレーと同様に色々なブランドがありますが、ロート製薬ベトナムから「Romes」ブランドからクリームタイプも販売されています。
ラベンダーなどの花の香りや柑橘系の香りと色々あり。こちらもスプレーと同じく小さいお子様が使えるタイプも販売しています。
先程と同様に東南アジアに広く展開している「SOFFEL」もクリームタイプがありますよー!効果は8時間もつと書かれていますね。虫よけ成分”ディート”が13%配合されています。こちらも4歳以下のお子様は使用不可。
④おすだけベープ(ワンプッシュ式むしよけスプレー)
フマキラー社の「おすだけベープ」のベトナム版。1回プッシュするだけで、細かい粒子が瞬時に部屋に広がり、すぐに効果を発揮!さらに、侵入防止効果が12時間持続します。
価格は40,000ドン~。火や電気、電池も使わないエアゾールタイプ。煙や熱もでないので、室内で安全に使用できます。
⑤蚊取りベープマット・リキッド電気蚊除け
コンセントに接続して使う、煙の出ない屋内用電気蚊除けです。画像のフマキラーベトナム社のものだと45日間効果を持続。使わない時はスイッチをOFFにもできます。
価格帯は52,000ドン~。日本のフマキラー社でも販売していますが、こちらはコンセントに挿して使うため、日本と電圧が違うことからベトナムで使用するならベトナムで販売しているものを使われたほうが良いかと!
⑥蚊取り電撃ラケット
ベトナムで生活しているとローカルのお店やスーパーなどで一度は見かけたことがあるのではないでしょうか!蚊や虫などを電圧で殺虫する電池式電撃殺虫ラケット。
ベトナム語では「Vợt bắt muỗi(ヴォーバットムォーイ)」。殺虫剤などが使えない時や見るからに蚊や虫が多い時に一気に倒せます!
価格帯はピンキリですが、大体100,000ドン~のものが多いかなと。独身時代に働いていた時にこれよく会社で使っていたのですが、すごいのよ。バチっ!!って言うから最初はびっくりします笑
ラケットの電気自体は弱いので、そこまで怖がらず使えます。が、試しに自分の指先に当ててみたら結構痛かったので真似しないように~
⑦殺虫剤
ベトナムで生活すると蚊以外にもアリやゴキブリも天敵に...。虫全般に殺虫効果のある殺虫スプレーが家にあると、いざという時に安心です。
大きさにもよりますが、大体価格は35,000ドン~。安定の効果が期待できるフマキラー社のものを我が家では使用しています。殺虫剤の臭いは強力なので、換気はしっかりしましょう~
蚊よけに関するベトナム語
ベトナム語で蚊は「muỗi(ムォーイ)」と言います。その他蚊よけに関するベトナム語は下記です。アイテムをお探しの時やベトナム語を勉強している方はご参考までにー!
- 蚊よけスプレー:xịt chống muỗi đốt
- 蚊よけクリーム:kem chống muỗi
- 蚊取り線香:nhang trừ muỗi
- 蚊帳:Màn
- 蚊取り用ラケット:Vợt bắt muỗi
- 蚊に刺された : bị muỗi đốt
- 痒い :ngứa
香草を食べると蚊にさされない?
ベトナムに来て間もない頃は蚊によく刺されておりました。痒いと我慢できず掻きむしってしまうもので、見かねた当時のベトナム人の友人から「香草を食べてたら蚊に刺されないよ」と教えてもらいまして。その時は「そんなんで変わるー?」と思っていましたが、確かに香草を頻繁に食べている時は蚊に刺されていないなぁと。
後に調べてみると、蚊は香草にはレミングラスやミント、バジルなどの成分を嫌がる性質があり、香草を食べていると成分効果で体に匂いを発することで、蚊に刺されなくなるそうです。ほー。
家の中に蚊が入ってきてお悩みの方は食べるだけでなく、香草をベランダ菜園で育てると香草の匂い成分で蚊が寄ってこなくなるそうです。ベトナム語で香草は「rau thơm(北部:ザウトーム/南部:ラウトーム)」です。
蚊に刺される前に対策を!
蚊に刺された時の不快感といったら...痒いだけならまだ良いけれど、蚊はデング熱、ジカウイルス感染症など、様々な感染症を媒介するので特にベトナムで生活するなら注意が必要です。体調不良や危険な病気から身を守るためにも、蚊除け対策は万全にしましょう!