「チャーカーラボン(Chả cá Lã Vọng)」とは川や湖で採れるラン魚を揚げて、ディル(ハーブ)や青ネギと炒めたベトナム首都ハノイ市の名物料理。
ターメリックで味付けされたラン魚の食欲をそそる香りがたまらない!ベトナムに来たなら一度は食べておきたいハノイの伝統料理はベトナム南部ホーチミン市でもいただけます。
店名が料理名そのまま、ハノイ市とホーチミン市に展開する「チャーカーラボン」専門店『Cha Ca La Vong』。毎日大勢のベトナム人客で賑わう1871年創業の老舗店です。
日本語だと”ラン魚の油鍋”となるので一体どんな料理!?とベトナム料理好きなら気になってしまいますよねー!在住者はもちろん旅行者にもぜひ食べてみてほしいベトナム料理です。それではどんなお店なのか、早速調査していきましょう!
ベトナム首都ハノイの名物料理”チャーカーラボン”とは
一度食べると癖になる!チャーカーラボンは「ラン魚の油鍋」!?
「そもそもラン魚って何?」日本ではあまり馴染みのない魚ですよね。ラン魚とはナマズ目ギギ科の一種、川や湖にいる白身魚です。ラン魚は昔、ベトナムにとって貴重なタンパク質であり、骨や臭みが少ないことから料理に使われるようになった理由とのこと。お店によっては雷魚を使うこともありますが、味の質や小骨の多さからラン魚を使っているお店が人気。
スパイスの一種であるターメリックで味付けしてから油で揚げ、臭み消しや油っぽさを軽減させる効果のあるディルや青ネギと一緒に炒めます。
さらにベトナムの米麺のブン(Bún)やベトナムの海老発酵調味料「マムトム(MẮM TÔM)」などをつけていただきましょう!
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ハノイだけじゃない!ホーチミン市でチャーカーラボンを食べるならココ
ハノイ市・ホーチミン市に5店舗展開!
2022年8月末現在ではホーチミン市に3店舗、ハノイ市に2店舗展開。以前ホーチミン市には1区中心地のTon That Thiep通りにも店舗がありましたが、今はそちらは閉店していますのでご注意を!
下記に店舗一覧(「Cha Ca La Vong」のインスタ最新投稿を参照)にハノイ市・ホーチミン市の店舗をまとめておりますのでご参考に。
店舗一覧
【ホーチミン市】
- 7-9 Ho Xuan Huong street,ward 6, District 3 ☆Google Map
- 1000 Nguyen Van Linh street,Tan Phong ward,District 7 ☆Google Map
- 106 Hoa Phuong street,ward 2, Phu Nhuan District ☆Google Map
【ハノイ市】
- 14 Pho Cha Ca street, Hoan Bo,Hoan Kiem ☆Google Map
- 107 Nguyen Truong To street,Quan Thanh,Ba Dinh ☆Google Map
今回はホーチミン市3区店へ! ※注意点あり
※現在登録している住所から隣に引っ越しているので正しい住所は「7-9 Ho Xuan Huong street」です。ただ隣でほぼ一緒なのでグーグルマップ通りでも問題ないかと
今回はホーチミン市中心地から最も近い3区Ho Xuan Huong通り店へ!観光スポットの「統一会堂」や「ベンタイン市場」から車で10分くらい。
発見!こちらが『Cha Ca La Vong』です。
店内
大きな2階建ての空間、席数もかなり多い(他のお客様もいるので割愛しますが、左側には更に客席あり)と。それでも常に満席状態。平日の昼間だし大丈夫でしょ~と予約したら満席ですとのこと。10分くらい待って席につけましたが、特に人数が多い時や週末は予約してから行くと◎
店内はガヤガヤと賑やかな雰囲気!お客さんはほぼベトナム人の方でしたが、欧米人の方もちらほらと。
少しだけど入り口付近にテラス席もあり。こちらのお店はメニューはドリンク以外チャーカーラボンのみなので、お子様連れだと子供が食べるものを用意してからのほうが良いですね。できれば大人だけの時のほうが良いかなー
かなり古い記事ではあるようですが、昔日本の新聞にも取りあげられていました。店内にはその時の新聞が飾られておりました!今も飾ってくれているのは日本人としてちょっと嬉しくなりますね~♡
店員さんは忙しいのもあって、あまり愛想の良い感じでは正直ないですが。。まぁ個人的にはそこまで気にならないほどかなと。
メニュー
メニューはチャーカーラボンのみ!1人前が190,000ドン(約1,000円)。こちらに米麺やトッピングする調味料がついてきます。ベトナムせんべい「バインダー(Bánh đa)」も注文するのもおすすめ。これがまた割って入れて食べると美味しいのですー!
水やお茶はついていないので、ドリンクはこちらから注文しましょう。ほとんど英語表記も書いてあるので分かりやすいですね。「TRA DA(チャダー)」は冷たいお茶です。
実食(゚Д゚)
店員さんが手際よく目の前で調理!
これだけ混んでいるなら料理が来るのも少し時間がかかるかなーと思いきや、すぐにドリンクとチャーカーラボンに使うディルや青ネギ、つけダレ用のマムトムに米麺ブン、その他ナッツや唐辛子、香草などが運ばれてきました!
ベトナム伝統の発酵調味料「マムトム」。クセが強いので好き嫌いが分かれる調味料ですが、例えるならイカの塩辛の塩味がよりしっかり効いている感じですね。私はもうこれ大好きなのでマムトムがあるとテンションが上がるー!
どうしてもマムトムが苦手...という方はベトナム魚醤「ヌックマム」にも変えてくれます。こちらのほうが比較的に食べやすさはあるかなと。
魚は調理場で味付け・揚げたものを鍋に入れて持ってきてくれて、そこから目の前でディルと青ネギを入れてスタッフさんが調理してくれます。
あっという間に完成!写真は2人分です(まだもう1人分のディルと青ネギを炒めてない状態ですが)。残りのもう1人分のディルと青ネギは後で作ってくれるのかな~と思いきや店員さんが来なかったので自分たちで後で作りました、多分忘れてたのか...な?
ターメリックもたっぷり使われているので香りもたまらないー!魚に小骨もないので食べやすくて良き。
油で炒めた魚とディル、青ネギと一緒にブンとお好みでナッツなどをトッピング。最後にマムトムをかけていただきましょう♡
結構油を使ってそうですが、ディルと青ネギのおかげで油っぽさは感じず。淡白な魚なので食べやすくてエスニックさはありながらも幅広く食べやすいかなと。うまま。
あとこのマムトムも他のお店で食べるものと比べると臭みは抑えめ。塩漬けされた海老の風味と味わいが何ともたまらぬ。今回一緒に行ったお友達がマムトムを食べるのは初めて!とのことだったのですが、「美味しいー!」と好評でした♡ いやーこれハマるのよー
ベトナムでよく屋台でも売られている煎餅「バインダー(Banh Da)」。左が胡麻せんべい、右が海老せんべいです。これを割ってチャーカーラボンと一緒に食べると食感のアクセントにもなりますし、これ単体でも美味しいんですよね~
写真右の海老せんべいが「かっぱえびせん」と味が似ていて懐かしや。
まとめ
1人1人前だとお腹いっぱーいにはならないボリュームなので、男性だと2人で3人分注文されておりました。私は結構食べるほうなこともあって全然まだ食べられたな~。トッピングもあるし、最後まで美味しく飽きずにいただけました。
ホーチミンで美味しいハノイ名物のチャーカーラボンを食べるココですな。
まだちょっと食べ足りない方は1人前増やすのもいいですし、日本人にも人気のベトナム産チョコレートカフェ「THE COCOA PROJECT」も今回ご紹介した3区の店舗から徒歩3分なのでおすすめ。
中心地から車ですぐの場所にありますし、在住者はもちろん旅行者にも!ぜひぜひ!
店舗情報
店名 | Cha Ca La Vong(チャーカーラボン) |
住所 | ①7-9 Ho Xuan Huong street,ward 6, District 3,Ho Chi Minh city,Vietnam ②1000 Nguyen Van Linh street,Tan Phong ward,District 7,Ho Chi Minh city,Vietnam ③106 Hoa Phuong street,ward 2, Phu Nhuan District,Ho Chi Minh city,Vietnam ※他ハノイ市に2店舗 |
電話番号 | 02839305674 |
営業時間 | 11:00~14:00/17:00~22:00 |
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