本記事ではベトナムの旧正月テト(Tet)前に賑わう伝統的な旧正月の飾り付け・装飾・お年玉袋を販売する南部ホーチミン市5区の市場にあるについてご紹介します。
(※実際には通りになっていますが、ベトナムのニュースでは市場と表記していたので市場と書いております。)
旧正月(春節)の飾り物を販売する市場には、干支や旧暦の正月を迎える際に門・壁などに「福」の字が描かれた飾りなど、様々な種類の赤い飾りつけを求めて多くのベトナム人が買いに行きます。
中には外国人の姿も!で今の時期だからこその賑わいを見せるベトナムの風物詩を見たいと実際に行ってきました!
テト装飾を販売、5区チョロン「ハイチューンランオン」通り
売り手と買い手で賑わう色とりどりのテト装飾・飾り
華人が多く住む華僑の街、ホーチミン市5区チョロンにハイチューンランオン通り(Hải Thượng Lãn Ông)は旧正月前になるとテトを祝うための飾りつけを買い求めて多くのベトナム人で賑わいます。
テトの飾り付けは主に赤色のものが多く、その理由は「幸運」「繁栄」を象徴すると言われています。装飾の他にも新年を明るくするという意味もこめて、服装・ファッションにも赤など明るい色を着る文化もあります。
また、ベトナムでは中国の影響が色濃く残っていることから、現在はベトナムで使われていない漢字が書かれた装飾も多く販売していますね。
いやしかし、本当にどこもかしも”赤”!!様々な種類のテト装飾が販売されています。多くはベトナム人の方々でしたが、外国人の方もテトの装飾を買いにきておりました。
旧正月に飾る花
アプリコットの花や菊、桃の花など色鮮やかなベトナムのテトで飾る花も販売しています。「ハイチューンランオン」通りでは造花のみを販売。花ではありませんが、子孫繁栄や金運を上げるとされているキンカンも!
お花はお願いすればアレンジもしてくれますし、デリバリーも対応とのこと!花の種類によって値段は異なると思いますが、桃の花は1本95,000ドン~。
お年玉袋「Li Xi(リーシー)」
日本と同様にベトナムでもお年玉を渡す風習があります。調べてみると北部では「Mừng tuổi(ムントゥオイ)」、南部では「Lì xì(リーシー)」と地域で言い方が違うようです。
私は南部ホーチミン市に住んでいることもあって、お年玉のベトナム語は「Li Xi(リーシー)」だけかと思っておりましたー!!
お年玉の袋の色は演技の良いとされる赤や金。デザインは正月をモチーフにしたもの、その年の干支が描かれています(猫もウサギもありましたよ~!)
2023年は日本だと卯年ですが、ベトナムでは猫年。せっかくなのでと買ってみました♡ 日本にはない干支の動物ですし、記念に置いておこうかな~と。
まとめ
2023年は1月20日(金)から旧正月(テト)が始まります。伝統的な赤の装飾や花、祝日が少ないベトナムだからこそ、ベトナムで最も長い祝日が始まるとあって街の賑やかさに心躍らされます。ベトナムの文化を身近で感じたい方、テトの装飾やお年玉袋を購入したい方はぜひ一度訪れてみるのも良いかと!
「ハイチューンオンラン」通りがある5区チョロンには中華・点心を楽しめるお店や新年の節目に行っておきたい寺院も多いので、ベトナムの旧正月を思う存分楽しみたい方にも!
ただし、テト前はひったくりなどのトラブルが多い時期でもあるので、写真撮影やお買い物をする際には十分にご注意を。ぜひ!
スポット情報
通り名 | Hải Thượng Lãn Ông(ハイチューンランオン) |
住所 | Hai Thuong Lan Ong street,ward 14,District 5,Ho Chi Minh city,Vietnam |