【体験談】初ベトナム旅行!ハノイとホーチミンどっちに行く?徹底比較

近年日本のテレビでもよく紹介されているベトナム。物価も安く、東南アジアならではの魅力たっぷりなベトナムに行ってみたい!

でもベトナムの代表的な都市「ハノイ市」と「ホーチミン市」、どっちに行こうか迷っちゃいますよね?

 

今回はどこの都市に行こうか迷っている方向け!初めてベトナム旅行に行くならハノイ市・ホーチミン市どっちに行く?徹底解説していきます

ベトナム在住歴14年。ホーチミン市とハノイ市どちらも住んだ経験・体験から、ハノイ市とホーチミン市のそれぞれの魅力・違いを紹介していきます!食文化、観光スポット、交通手段、宿泊施設など。ベトナム旅行の都市選びの決め手になれば嬉しいです!

ハノイ市の魅力

食文化

前提として、食文化について発祥地を基に紹介しているので、ホーチミンでもハノイでも様々なベトナム料理は食べられるお店はたくさんあります(東京でもたこ焼き食べられるみたいな感じです)

ベトナム首都ハノイの食文化はベトナム全体の食文化の中でも特に独自性があり、地域の歴史や地理的要因が色濃く反映されています。

 

特徴としては素材の味を生かしたシンプルな旨味を味わうことができ、個人的には日本人に人気のベトナム料理はハノイのほうが美味しいお店が多いと感じています(もちろん店にもよるが...!)

ベトナムで最も有名な麺料理「フォー」を堪能

ハノイの代表的な麺料理の一つが「フォー(Phở)」。米粉のヌードルに、香り高いスープと肉(主に牛肉や鶏肉)を組み合わせたこの料理は、朝食としても人気がありますね!

具材も牛肉・鶏肉・魚を主軸に、スープの出汁に使われる香草やスパイスが特徴で地域ごとに異なるスタイルが楽しめます。

 

日本でも専門店が増えるほど人気「バインミー」

また、「バインミー(Bánh mì)」もハノイの名物です。フランスの影響を受けたこのサンドイッチは、バゲットに肉や野菜、パテを挟んだもので、手軽に食べられるストリートフードとして人気があります。

具材のバリエーションが豊富で、各店のオリジナルレシピが楽しめるのも魅力ですな。

 

その他にもハノイで有名なベトナム料理はたくさんあります!

その他ハノイで有名なベトナム料理

  • ブンチャー(Bun Cha):焼き豚肉とブン(米麺)を組み合わせた料理で、甘酸っぱいタレと一緒に楽しむ
  • ブンジウ(Bun Rieu):トマトの酸味を効かせたスープにブン(米麺)ベトナムの米麺
  • チャーカーラボン(Chả cá Lã Vọng):ラン魚を揚げて、ディル(ハーブ)や青ネギと炒めた郷土料理etc
  • エッグコーヒー(Cà Phê Trứng):コーヒーに卵黄と砂糖、練乳を混ぜて作る独特な風味のドリンク

 

観光スポット

ハノイは豊かな歴史と文化を持つ都市であり、多彩な観光スポットが点在しています。

ハノイの人気観光スポット「トレインストリート」

観光客に人気のあるユニークなスポット「トレインストリート」は、狭い路地に沿って走る鉄道の線路が特徴。列車が住宅やカフェのすぐ近くを通過し、住民の日常生活と鉄道が密接に結びついています。

列車が通過する時はスリリング!周辺にはカフェが点在しているので、列車を待ちながらドリンクを飲んで過ごせるのも◎

 

ハノイ最大のカトリック教会「聖ヨセフ大聖堂/ハノイ大教会」

ベトナムの首都ハノイに位置する美しいゴシック様式のカトリック教会。1886年に建設され、フランス植民地時代の影響を色濃く残しています。

聖堂の外観は尖塔や大きなステンドグラスが特徴で、特に正面の二つの尖塔はハノイのランドマークとして知られています。

 

ハノイ観光スポットの特徴は、歴史的な遺産と現代的な文化が融合した魅力的な場所が多いですね!これこそベトナム、といった風景をお楽しみいただけます!!

その他ハノイの主な観光スポット

  • ホアンキエム湖/玉山祠:地元民の憩いの場、ハノイ中心に位置する美しい湖で、散策や写真撮影に最適
  • 旧市街:ベトナムの歴史や風情を感じる街。旅行者向けのサービスが多い
  • 文廊:儒教の寺院で、ベトナム最古の大学があった場所。美しい庭園と歴史的建物が魅力
  • ホーチミン廊:ベトナムの独立の父、ホーチミンの遺体が安置されている重要な施設

 

ホーチミン市の魅力

食文化

年間通して気温が高いホーチミン市。砂糖やココナッツミルクなどを多く使用し、全体的にハノイの味に比べると濃厚で甘い味付けが多いのが特徴。

ベトナム南部名物「バインセオ」

ベトナム南部グルメの「バインセオ(Banh Xeo)」とは、米粉とココナッツミルクをベースにした黄色いパリパリ生地に、豚肉や海老、もやしを野菜やライスペーパーなどで巻いて食べるベトナム料理

 

Com Tam Suon+目玉焼き+bi(豚の皮の細切り)

ベトナム南部グルメ「コムタム(Cơm Tấm)」とは、砕き米(ブロークンライス)に炭火焼きの肉や目玉焼き、豚皮の細切りビーなどを乗せたワンプレートごはん。

甘辛タレに味付けされた香ばしいお肉、朝でもペロッといけちゃいます!!在住日本人にも人気のベトナム料理です。

 

日本でも有名なベトナム料理はハノイのほうが多いですが、ホーチミンも負けず劣らず美味しいベトナム料理がたくさんありますよ~!

その他ホーチミンで有名なベトナム料理

  • フーティウ(Hu Tieu)ベトナム南部発祥の米麺。柔らかい米麺が多いベトナムですが、それに比べてコシがある麺が特徴
  • ブンティットヌン(Bun Thit Nuong):炭火焼の豚肉に米麺やなますなどを具材にベトナム魚醤をかけて食べる混ぜ麺
  • ゴイクン(Goi Cuon):海老や野菜などを巻いて食べる生春巻き
  • ソイガー(Xoi Ga):鶏の出汁が染み込んだもち米にドライオニオン、鶏肉などを乗せて食べるベトナム鶏おこわ

 

観光スポット

ベトナムの経済の中心地であり、豊かな歴史と文化を持つ魅力的な観光地が多いのが特徴。洗練されたスポットが多く、雑貨やお土産もTheベトナムというよりは、洗練されたデザインのアイテムが人気です。

地上から81階建ての超高層ビル「LANDMARK 81」の75&76階にあるカフェ&Bar。ホーチミン市内を見渡しながらゆっくりとドリンクを楽しむとことができる注目されること間違いなしのスポット!

 

旧正月近くはランタンの飾りに!

フランス統治時代の1870年-1876年にかけて、フランス人によって建築された「タンディン教会(Tan Dinh Crunch)」はホーチミンで2番目に大きい教会。ガイドブックの表紙になるほど人気がありますね!

2020年米国の大手旅行雑誌コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler)にて「世界のピンク観光スポット」を紹介する特集記事にもタンディン教会が選出されたことで更に話題に!

 

ホーチミン市は正直観光スポットはハノイ市によりは少な目ではありますが、商業都市×ベトナムらしさを感じられる建物も。観光地巡りというよりは、お買い物やお洒落なスポットが好きな方にはぴったり!

その他ホーチミンの主な観光スポット

  • ベンタイン市場:地元の人々や観光客で賑わう活気ある市場。お土産品も多く販売している
  • サイゴン中央郵便局:フランス統治時代だった1891年に建設されたフレンチコロニアル様式のベトナム最大郵便局
  • タオディエン:女子旅に人気のエリア。外国人向けのお洒落なレストランや雑貨店が多い
  • カフェアパート:1区中心地にあり、カフェが多く入っている旅行者にも人気の建物

 

ホーチミン市・ハノイ市の違い

日本⇒ベトナムの平均的な飛行時間(フライト時間)

日本からベトナムへの平均的な飛行時間について、ハノイとホーチミン市それぞれのフライト時間を下記にまとめます(※利用される空港や航空会社により飛行時間は多少異なります)

 

まずは日本からハノイ市の平均的フライト時間(直行便)です

出発地 ハノイ(ノイバイ空港)への飛行時間
東京(成田) 約6時間30分
東京(羽田) 約5時間30分
関西空港 約5時間
福岡空港 約5時間30分

 

まずは日本からホーチミン市の平均的フライト時間(直行便)です

出発地 ホーチミン(タンソンニャット空港)への飛行時間
東京(成田) 約6時間20分
東京(羽田) 約6時間20分
関西空港 6時間
福岡空港 約5時間20分

 

気候・天候

ハノイとホーチミン市は、それぞれ異なる気候特性を持っています。下記に、両都市の気候の違いと気温についてまとめます

都市名 ハノイ(Ha Noi) ホーチミン(Ho Chi Minh)
気候タイプ 亜熱帯湿潤気候。四季があるが夏と冬にはっきり分かれている 熱帯モンスーン気候。年間を通じて暑い。5~10月は雨期
気温 基本は夏の気温だが 6~8月が特に暑い。12月から2月は寒い、霧や小雨がある(10度近くなる時も) 年間通して夏の気温、特に3~5月は38度近くなることも

 

気温はハノイが四季があるに対し、ホーチミン市は年間を通して夏です。両都市とも湿度が高いですが、ハノイは特に夏と冬の湿度が顕著。ホーチミン市は雨季に雨がよく降るので湿度が高くなりますね。

このように、ハノイとホーチミン市は気候や気温において大きな違いがあります。旅行や滞在を計画する際には、これらの気候特性をチェックしておくのは重要ですよ~!

 

移動手段

移動手段については、ハノイ市もホーチミン市も利用できる手段に大きな違いはありません。タクシーやライドシェア(Grab,XANH SMなど)、バスなど。

 

旅行者さんであれば、Grabの利用率が最も高く、外国人も利用しやすいのでGrabで利用されることをオススメします(日本にいる間にアプリのダウンロードや登録は済ませておいてねー!)

ベトナムで移動するなら「Grab(グラブ)」が便利!【登録から利用方法まで解説】

 

ホテル

両都市で比べると、ハノイ市よりホーチミン市のほうがホテルの選択肢は多いです。5つ星ホテルであれば両都市ともレストランやカフェに加え、プール、ジム、スパなどが充実しています。

4つ星ホテルになると、ハノイ市はジムやプール(あっても小さい)が無い場合が多い一方、ホーチミン市では4つ星ホテルでも設備が揃っている場合が多いです(もちろんホテルにもよるので、予約の際は調べてね!)

 

特にお子様連れの場合、プール付きのホテルは子供も大満足!ベトナムの観光スポットは子供向けのものが少ないので、ホテルの大きなプールで遊べるとお子様も嬉しいですよね!

 

ホーチミン市を旅行される場合、観光エリアは1区ドンコイ通り、グエンフエ通りなどのエリアに集中しています。ホテルでゆっくり派であればよいけれど、観光エリアに行きたい場合は中心地から離れると移動時間・交通費がかかってしまうのでホテルの場所選びにはご注意を!

大人だけであればハノイ市・ホーチミン市どちらも良いと思いますが、お子様連れだとホーチミン市のほうがホテルの設備が充実している所が多いと思います!子供と一緒に旅行に来る場合は、プールの有り無し&プールの広さや設備の充実具合などを確認して選びましょう

遊び場・キッズパーク、ショッピングモールもホーチミン市は観光エリア内にも多いので便利。

 

【結論】

今回は初めてのベトナム旅行を考えている方向けに、ハノイ市とホーチミン市の魅力を比較して紹介させていただきました。ホーチミン市とハノイ市、どちらの都市もそれぞれ独自の魅力を持っていますが、何を求めてベトナムへ旅行したいかで選ぶと良いかと思います

 

今回の比較を踏まえ、実際にホーチミン市にもハノイ市にも住んでいたことがある私の考えをまとめると

選ぶポイント

■ハノイ市
・日本で人気のベトナム料理は全体的にハノイ発祥のものが多い
・文化遺産やベトナムらしい観光スポットが多い
・歴史を感じる風情ある街並み
・日本からの飛行時間がホーチミン市より約2時間短い

■ホーチミン市
・年中南国なので東南アジアらしい気候が好きな人
・スパやお買い物重視
・お洒落なカフェやレストランが多い
・都会的雰囲気を楽しみたい

同じベトナムでもまた違った楽しみ方できる両都市。自分が体験したい旅行スタイルに合わせて、ぜひベトナム旅行を楽しんでくださいね!

 

  • B!