近年日本のテレビでもよく紹介されているベトナム。物価も安く、東南アジアならではの魅力たっぷりなベトナムに行ってみたい!
でもベトナムの代表的な都市「ハノイ市」と「ホーチミン市」、どっちに行こうか迷っちゃいますよね?
今回はどこの都市に行こうか迷っている方向け!初めてベトナム旅行に行くならハノイ市・ホーチミン市どっちに行く?徹底解説していきます。
ハノイ市の魅力
食文化
ベトナム首都ハノイの食文化はベトナム全体の食文化の中でも特に独自性があり、地域の歴史や地理的要因が色濃く反映されています。
特徴としては素材の味を生かしたシンプルな旨味を味わうことができ、個人的には日本人に人気のベトナム料理はハノイのほうが美味しいお店が多いと感じています(もちろん店にもよるが...!)
ハノイの代表的な麺料理の一つが「フォー(Phở)」。米粉のヌードルに、香り高いスープと肉(主に牛肉や鶏肉)を組み合わせたこの料理は、朝食としても人気がありますね!
具材も牛肉・鶏肉・魚を主軸に、スープの出汁に使われる香草やスパイスが特徴で地域ごとに異なるスタイルが楽しめます。
また、「バインミー(Bánh mì)」もハノイの名物です。フランスの影響を受けたこのサンドイッチは、バゲットに肉や野菜、パテを挟んだもので、手軽に食べられるストリートフードとして人気があります。
具材のバリエーションが豊富で、各店のオリジナルレシピが楽しめるのも魅力ですな。
その他にもハノイで有名なベトナム料理はたくさんあります!
その他ハノイで有名なベトナム料理
観光スポット
ハノイは豊かな歴史と文化を持つ都市であり、多彩な観光スポットが点在しています。
観光客に人気のあるユニークなスポット「トレインストリート」は、狭い路地に沿って走る鉄道の線路が特徴。列車が住宅やカフェのすぐ近くを通過し、住民の日常生活と鉄道が密接に結びついています。
列車が通過する時はスリリング!周辺にはカフェが点在しているので、列車を待ちながらドリンクを飲んで過ごせるのも◎
ベトナムの首都ハノイに位置する美しいゴシック様式のカトリック教会。1886年に建設され、フランス植民地時代の影響を色濃く残しています。
聖堂の外観は尖塔や大きなステンドグラスが特徴で、特に正面の二つの尖塔はハノイのランドマークとして知られています。
ハノイ観光スポットの特徴は、歴史的な遺産と現代的な文化が融合した魅力的な場所が多いですね!これこそベトナム、といった風景をお楽しみいただけます!!
その他ハノイの主な観光スポット
- ホアンキエム湖/玉山祠:地元民の憩いの場、ハノイ中心に位置する美しい湖で、散策や写真撮影に最適
- 旧市街:ベトナムの歴史や風情を感じる街。旅行者向けのサービスが多い
- 文廊:儒教の寺院で、ベトナム最古の大学があった場所。美しい庭園と歴史的建物が魅力
- ホーチミン廊:ベトナムの独立の父、ホーチミンの遺体が安置されている重要な施設
ホーチミン市の魅力
食文化
年間通して気温が高いホーチミン市。砂糖やココナッツミルクなどを多く使用し、全体的にハノイの味に比べると濃厚で甘い味付けが多いのが特徴。
ベトナム南部グルメの「バインセオ(Banh Xeo)」とは、米粉とココナッツミルクをベースにした黄色いパリパリ生地に、豚肉や海老、もやしを野菜やライスペーパーなどで巻いて食べるベトナム料理。
ベトナム南部グルメ「コムタム(Cơm Tấm)」とは、砕き米(ブロークンライス)に炭火焼きの肉や目玉焼き、豚皮の細切りビーなどを乗せたワンプレートごはん。
日本でも有名なベトナム料理はハノイのほうが多いですが、ホーチミンも負けず劣らず美味しいベトナム料理がたくさんありますよ~!
その他ホーチミンで有名なベトナム料理
観光スポット
ベトナムの経済の中心地であり、豊かな歴史と文化を持つ魅力的な観光地が多いのが特徴。洗練されたスポットが多く、雑貨やお土産もTheベトナムというよりは、洗練されたデザインのアイテムが人気です。
地上から81階建ての超高層ビル「LANDMARK 81」の75&76階にあるカフェ&Bar。ホーチミン市内を見渡しながらゆっくりとドリンクを楽しむとことができる注目されること間違いなしのスポット!
フランス統治時代の1870年-1876年にかけて、フランス人によって建築された「タンディン教会(Tan Dinh Crunch)」はホーチミンで2番目に大きい教会。ガイドブックの表紙になるほど人気がありますね!
ホーチミン市は正直観光スポットはハノイ市によりは少な目ではありますが、商業都市×ベトナムらしさを感じられる建物も。観光地巡りというよりは、お買い物やお洒落なスポットが好きな方にはぴったり!
その他ホーチミンの主な観光スポット
ホーチミン市・ハノイ市の違い
日本⇒ベトナムの平均的な飛行時間(フライト時間)
日本からベトナムへの平均的な飛行時間について、ハノイとホーチミン市それぞれのフライト時間を下記にまとめます(※利用される空港や航空会社により飛行時間は多少異なります)
まずは日本からハノイ市の平均的フライト時間(直行便)です。
出発地 | ハノイ(ノイバイ空港)への飛行時間 |
東京(成田) | 約6時間30分 |
東京(羽田) | 約5時間30分 |
関西空港 | 約5時間 |
福岡空港 | 約5時間30分 |
まずは日本からホーチミン市の平均的フライト時間(直行便)です。
出発地 | ホーチミン(タンソンニャット空港)への飛行時間 |
東京(成田) | 約6時間20分 |
東京(羽田) | 約6時間20分 |
関西空港 | 6時間 |
福岡空港 | 約5時間20分 |
気候・天候
ハノイとホーチミン市は、それぞれ異なる気候特性を持っています。下記に、両都市の気候の違いと気温についてまとめます
都市名 | ハノイ(Ha Noi) | ホーチミン(Ho Chi Minh) |
気候タイプ | 亜熱帯湿潤気候。四季があるが夏と冬にはっきり分かれている | 熱帯モンスーン気候。年間を通じて暑い。5~10月は雨期 |
気温 | 基本は夏の気温だが 6~8月が特に暑い。12月から2月は寒い、霧や小雨がある(10度近くなる時も) | 年間通して夏の気温、特に3~5月は38度近くなることも |
気温はハノイが四季があるに対し、ホーチミン市は年間を通して夏です。両都市とも湿度が高いですが、ハノイは特に夏と冬の湿度が顕著。ホーチミン市は雨季に雨がよく降るので湿度が高くなりますね。
移動手段
移動手段については、ハノイ市もホーチミン市も利用できる手段に大きな違いはありません。タクシーやライドシェア(Grab,XANH SMなど)、バスなど。
旅行者さんであれば、Grabの利用率が最も高く、外国人も利用しやすいのでGrabで利用されることをオススメします(日本にいる間にアプリのダウンロードや登録は済ませておいてねー!)
■ベトナムで移動するなら「Grab(グラブ)」が便利!【登録から利用方法まで解説】
ホテル
両都市で比べると、ハノイ市よりホーチミン市のほうがホテルの選択肢は多いです。5つ星ホテルであれば両都市ともレストランやカフェに加え、プール、ジム、スパなどが充実しています。
4つ星ホテルになると、ハノイ市はジムやプール(あっても小さい)が無い場合が多い一方、ホーチミン市では4つ星ホテルでも設備が揃っている場合が多いです(もちろんホテルにもよるので、予約の際は調べてね!)
特にお子様連れの場合、プール付きのホテルは子供も大満足!ベトナムの観光スポットは子供向けのものが少ないので、ホテルの大きなプールで遊べるとお子様も嬉しいですよね!
ホーチミン市を旅行される場合、観光エリアは1区ドンコイ通り、グエンフエ通りなどのエリアに集中しています。ホテルでゆっくり派であればよいけれど、観光エリアに行きたい場合は中心地から離れると移動時間・交通費がかかってしまうのでホテルの場所選びにはご注意を!
遊び場・キッズパーク、ショッピングモールもホーチミン市は観光エリア内にも多いので便利。
【結論】
今回は初めてのベトナム旅行を考えている方向けに、ハノイ市とホーチミン市の魅力を比較して紹介させていただきました。ホーチミン市とハノイ市、どちらの都市もそれぞれ独自の魅力を持っていますが、何を求めてベトナムへ旅行したいかで選ぶと良いかと思います。
今回の比較を踏まえ、実際にホーチミン市にもハノイ市にも住んでいたことがある私の考えをまとめると
選ぶポイント
■ハノイ市
・日本で人気のベトナム料理は全体的にハノイ発祥のものが多い
・文化遺産やベトナムらしい観光スポットが多い
・歴史を感じる風情ある街並み
・日本からの飛行時間がホーチミン市より約2時間短い
■ホーチミン市
・年中南国なので東南アジアらしい気候が好きな人
・スパやお買い物重視
・お洒落なカフェやレストランが多い
・都会的雰囲気を楽しみたい
同じベトナムでもまた違った楽しみ方できる両都市。自分が体験したい旅行スタイルに合わせて、ぜひベトナム旅行を楽しんでくださいね!