朝の3時間限定営業!店名・看板のないベトナム中部ダラットスタイルの「Banh Can」@ホーチミン

深夜の熱気が静まったホーチミンのバックパッカー街、朝の3時間限定販売、朝から多くの人で賑わうベトナム中部ダラットスタイルの「Banh Can(バインカン)」路上店。

約65歳のベトナム人夫婦が営むそのお店では、「ホーチミンでBanh Can食べるならココ!」と多くのベトナム人が訪れています。

 

”Bánh căn”とはベトナム北部ニンビン(Ninh Binh)や南中部ニントゥアン(Ninh Thuan)(発祥地については諸説あり)が発祥のローカルグルメの一つ。米粉で作った生地を陶器でできた専用の窯で蒸し焼きにし、それをタレに浸して食べる料理です。ニャチャンやダラットなど中部周辺でも多く食べられています。

 

朝だけ限定、路上で営業されているともあって店名や看板はなし。

通称「Banh Can Bui Vien(バインカンブイビエン)」と呼ばれています。 米粉で作られたサクもちっとした生地に、旨味が詰まったシュウマイやフライドエシャロットなどが入った甘めのタレにつけて...♡

 

数々のベトナム料理を食べてきましたが、めっちゃ好きだわ~~!!ベトナムローカルグルメ好きにはぜひ食べてみてほしい!!それではどんなお店なのか、早速調査していきましょう!

 

Banh can Bui Vienの場所

ホーチミンのバックパッカー街路上へ

ホーチミン市1区デタム周辺、通称バックパッカー街と呼ばれている街内の「107 Bui Vien street,District 1」にあるお店の前の路上で朝限定で営業。

朝限定で営業する理由としては、路上での営業なので交通量が多くならず、お店の営業の妨げにならないように朝の6~9時までの3時間だけ営業されているとのこと。

 

路上を使った席は約20m!

ローカル路上メシならではのプラ椅子・テーブルが約20mほどの路上に並んでいました(お隣にも路上メシ屋さんがあったので、どこまでが区切りかは微妙なところでしたが~)

 

若い子から年配の方と幅広い年代のベトナム人の方ですでにほぼ満席に。店員のおじさんに案内してもらい、席へと無事に座れた!

私の時はそこまで待ちませんでしたが、混み合っている時は少し時間がかかる事もあるとのこと。

 

専用の窯で手早く作り上げられていくバインカン!!

こちらのお店を営んでいるおじい様とおばあ様、そして親戚?の女性と3人で次々に「Banh Can」を作り上げていきます。あっという間に手際よく作り上げていくその姿は見応えあり。

「Banh Can」は米粉から生地を作るので、その形状から一見すると同じく米粉から生地を作るベトナム南東ブンタウ発祥の「Banh Khot」にも見えますよね。 米粉から作るベースはお店によって多少違うものの、簡単に言えば「Banh Khot」は揚げ焼き、「Banh Can」は蒸し焼きにして作られます。

 

3人の連携プレーたるや!!ちなみにこの「Banh Can」を作るための専用焼き壺はベトナム南中部のNinh Thuan省にあるファンランの陶器村で作られています。かつて中部の海岸地域に栄えたチャム族が住んでいることでも有名な場所ですね。

 

このプラ椅子の感じもたまりませんね~♡ これぞ路上の醍醐味だわ。ただ空いていたのが木製の椅子とテーブル席だったので、今回はそちらに座りましたが~

 

実食(゚Д゚)

Banh Can(1セット):35,000ドン

ドリンクはいくつか種類があるようですが、メニュー表はなし。「Banh Can」のみとなっています!おそらくベトナム語しか通じない感じでしたが、人数や皿数を伝えれば大丈夫かと~

あぁもう食べる前からたまらぬ。絶対美味しいやつ。

 

「Banh Can」のタレのレシピはお店によって多少違うものの、基本はベトナム魚醤のヌックマムがベースとなっています。こちらのタレのレシピはご主人が20年かけて少しずつ改良を重ねていったものとのこと。

タレにたっぷり浸かった肉団子の旨味の濃さよ!!エシャロットやネギなどもたっぷりと入っております。Banh Canでも地域によって多少違いがあるとのことで、こちらはベトナム中部ダラットのスタイルとのこと(大きな違いはないようですが)

 

たっぷりのフライドエシャロットにネギなど、食欲をそそる香りと共に甘めのタレにBanh Canを浸しながら頂いてきます。米粉の生地は外はかりっとしているのに、もちっと感もあり。

蒸し焼きされているので油っぽさもなくて「もっと食べたくなるー!」と思ったのですが、朝ということもあるけど意外とお腹が膨れてちょうど良い量でした。あぁめっちゃ美味しい~~

 

タレは少し甘めではあるので、辛さを足したい時は唐辛子を!ちなみに全テーブルあるのではないので、自分の席にない場合は他の席の方に聞いて貸してもらいます。このベトナムスタイルも好きなんですよね~

 

お茶の他にもドリンク各種あり

メニュー表はないので、どんなドリンクの種類があるのか全ては把握できませんでしたが、お茶やソフトドリンクがありました。ちなみに冷たいお茶(Tra Da(チャダー))だと1杯2,000ドン。

 

まとめ

最後に帰る時に店主のおじいちゃんがベトナム語で「ありがとね~~」と可愛くいってくれたりと♡ 店員さんもみんな優しいし、Banh Canも美味しいしと。これは定期的に食べたくなるやつだなぁ~

朝の3時間営業で場所も中心地より少し離れているものの、これは是非ともベトナムローカルグルメ好きさんには食べてみてほしい!!ぜひぜひ!

 

店舗情報

店名 店名なし(通称 Bánh căn Bùi Viện(バインカン ブイビエン))
住所 107 Bui Vien street,Pham Ngu Lao ward,District 1,Ho Chi Minh city,Vietnam
電話番号 なし
営業時間 06:00~09:00(売り切れ次第終了)
WEB・SNS・LINE なし
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